高橋一生,萌え理由,女性,波,止まらない,魔性,正体,おんな城主 直虎,カルテット,Twitter ,an・an ktx2のサイト紹介2017-3-7











高橋一生になぜ女性は萌え死ぬのか。その“魔性”の正体

 近頃、世の女性たちの間で“高橋一生萌え”の波が止まらない。

 出演中のドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)や「カルテット」(TBS
系)の放送後は、Twitterのタイムライン上が彼のスクショ画像で賑わい、「#
自慢の高橋一生を見てくれ」というハッシュタグでは、過去作も含むお気に入
り画像をみんなが見せびらかしている。彼の笑顔が「エイの裏側」に似ている
という雑誌コラムをきっかけに、その比較画像が拡散されたりもした。

 極めつけは、3月1日に発売された『an・an』(マガジンハウス)の「官能の
流儀」特集の表紙に、彼が起用されたこと。中身では14ページにわたって女性
モデルと絡み合うヌードグラビアが披露され、「ありがとうございます」「抱か
れたい」「イッた」と興奮冷めやらぬ女性たちの熱狂ツイートで、ネットは今も
火照り続けている。

 まさに「萌えるは一時の恥、萌えぬは一生(いっせい)の恥」とでも言わん
ばかりのムーブメント。「一生(いっせい)一緒にいてくれや」と心の中の三木
道三も思わず歌い出しそうな勢いである。そして、「三木道三って誰?」と思っ
た人は、余計な情報なので今すぐ忘れてほしい。

 それにしても、彼の何がそこまで女性たちを萌えさせるのだろうか。

◆“無邪気な笑顔”と“底知れぬ無表情”の往復運動

 これについては持論がある。先ほど他人事のようにしれっと紹介したが、何
を隠そう、高橋一生の笑顔を「エイの裏側」に喩えた元記事を書いたのは私、
福田フクスケ(コラムニスト)である。『GINZA』(マガジンハウス)3月号の
中のコラムで、彼の魅力を「サイコパスのような冷たい目つきと、エイの裏側
のような人懐っこい笑顔との間に、『心ここにあらずの空虚な色気』」がある、
と表現したのだ。

「エイの裏側」という喩えに多くの人が共感してくれたのは嬉しいが、実は本
質はそこではない。あくまで、“無邪気な笑顔”と“底知れぬ無表情”とを反復
横跳びのように行き来する、その往復運動の中にこそ、彼の抗えぬセクシーさ
があると私は主張したい。

◆女性の“バブみ”を目覚めさせる“枯れショタ”感

 たしかに、彼の笑顔はかわいい。圧倒的にかわいい。捨てられた子犬のよう
な無垢な瞳、俗にフェロモンタンクとも呼ばれるパンパンに膨らんだ涙袋、迷
路のように複雑な目尻のくしゃくしゃ感、えくぼとほうれい線の垣根を超えた
“ネオえくぼ”とも言うべき深く刻まれたたくさんのシワ、そのすべてがかわ
いさでできている。

 少年のようにいたいけでありながら、年相応の落ち着きも兼ね備えた、その
浮き世離れしたフェアリーな存在感は、新しく“枯れショタ”という造語で呼
びたくなるほどのピュアネスを感じさせる。2月25日放送の『王様のブランチ』
(TBS系)では、女性の“萌え袖”がかわいいと語っていた彼だが、いっそ彼
の存在自体が萌え袖のようなものだと言ってもいいだろう。

 事実、『an・an』のヌードグラビアでも、取って付けたような壁ドンこそあっ
たものの、彼のエロスはそういった男性主体の攻めの姿勢にはない。むしろ、
女性モデルが上位になったカットでの“見下ろされ感”や、女性モデルにすが
りついて甘えるかのような“身を委ね感”の中にこそ、彼のたまらない色気は
宿っているように見える。

 おそらく、このヌードグラビアを見て萌え死んだ女性の中には、“抱かれたい”
よりも“抱きたい”、“甘えたい”よりも“甘えさせてあげたい”といった母性
に近いリビドーを感じた方も多いのではないだろうか。男をよしよしと手なず
けてかわいがりたい願望を持つ女性は多い。彼には、女性をある種の“バブみ”
に目覚めさせるようなエロスが確実に存在すると思う。

 しかし、それはあくまでも高橋一生の一側面にすぎない。彼のもうひとつの
別の魅力、それは「サイコパスのような冷たい目つき」「底知れぬ無表情」と先
に私が表現したような、“感情の読み取れない虚ろなムード”にある。

 なんでそれが魅力になるの? と思った方は、『シン・ゴジラ』において、彼
が演じる安田が、ゴジラの上陸コースと放射能の分布状況の一致に気付いたと
きの「あああああーーーっ、ああああああああーーーっ! こんなのありかよお
おおおおーーーーっ」と取り乱すシーンを思い出してほしい。あるいは「カル
テット」で、半田(Mummy-D)に簀巻きにされて階段から落とされそうにな
る家森の、「わーーー! わーーー!」という乾いた驚き方。

 いずれも、自分の感情にもかかわらず、どこか当事者意識が希薄で、妙に突
き放した印象がないだろうか。いわば、自分の感情にすら無自覚で無頓着な空
虚さと、心ここにあらずのミステリアスな感じ。しかし、それこそが危ういセ
クシーさとたまらない魅力になっていることもまた否めないだろう。

◆男性特有のセクシーさは“空虚感”にあり!?

 これについては、ある仮説がある。

 著述家の湯山玲子氏は、その著書『男をこじらせる前に』(KADOKAWA)の
中で、こんなことを書いている。“男らしさ”がもはや男だけの個性ではなくな
り、男女の性差というものがなくなりつつある今、それでも“男性に特有の性
質”というものがあるとしたら、それは心ここにあらずのはかなさや危うさと
いった「上の空」感にある、と。女性は、自分にはないその“自分にも他人に
も執着のない感じ”にセクシーさを嗅ぎ取り、惹かれてしまうというのだ。

 また、結婚や恋愛への卓越したアドバイスで知られる川崎貴子氏は、自身の
連載「愛と悲鳴の婚活道場」Vol.1の中で、「(女性が感じる)男性の一番のセク
シーさとは、『無頓着』なの」と語り、逆に「男性に『作為』を感じた瞬間引い
てしまう」と忠告する。

 漫画家の鳥飼茜氏も、「日刊SPA!」のインタビューで、「男の人のほうが楽
観的で神経質にならないというか、自分の行動と他人の行動をあんまり結びつ
けて考えない」と、やはり男性特有の“感情への無自覚さ”を指摘。「女どうし
では得られない、特有の楽観性や公平性、気にしなさみたいなものを男の人に
感じていて、そこに惹かれてしまうことがある」と述べている。

 男らしさ・女らしさの押し付けにひときわ敏感で、フラットなジェンダー観
を持つはずの女性識者たちが、<無自覚・無頓着・無執着という空虚感>をこ
ぞって“男性に特有の性的魅力”として感じているのが興味深い。言うなれば、
ジェンダーレスになっていく社会で、これが最後に残された性差なのかもしれ
ない。

 そして、高橋一生のセクシーさとは、まさにこの空虚感のことではないだろ
うか。

◆“空虚デレ”は新たな“萌えの受け皿”

 ただし、人間の長所と短所は表裏一体の関係にある。“空虚なセクシーさ”と
いう美点は、“自分や他人の感情への鈍感さ”という男性に見受けられがちな欠
点と、諸刃の剣である。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フ
ジテレビ系)で、一生の演じる佐引が、練(高良健吾)に馬乗りになって「金
貸せー、金貸せー」と迫るときの淡々とした怖さを思い出してほしい。

 しかし、それすらもマゾヒスティックな性的興奮の材料に変換できてしまえ
るのが、人間の業深いところ。高橋一生が時折見せるあの虚ろな瞳で、ゴミを
見るような目つきで無愛想に扱われたい、という性癖を持つ女性も、少なくな
いはずだ。

 そう、高橋一生は常に二面性をあわせもっている。空虚な真顔で私たちを不
安に陥れたかと思えば、無邪気すぎる笑顔でこちらをデレさせるのだ。ツンデ
レでもヤンデレでもない、“空虚デレ”とも言うべき振れ幅で、こちらの気持ち
を不安定に揺り動かす。それはまるで、暴力や不機嫌で怯えさせながら「こん
な俺でごめん」とすがりつき、「やっぱりこの人なしではいられない」と思わせ
て共依存に持ち込む、DV男の危うい魅力に似ている。高橋一生は、表情だけで
それをやってのける稀代の色男なのである。

 エイの裏側は、人懐っこい笑顔に見えるが、実は顔ではない。そのフェイク
感も含めて高橋一生って感じがする。……といったようなことを、誰かが
Twitterでつぶやいていた。正直そこまで考えていなかったので、深読みしてく
れてありがとうございます、という気持ちだ。

 だが、これってかなり言い得て妙だと思う。空虚とはつまり、“からっぽ”と
いうことでもある。これまで男性からの暑苦しい“男らしさ”の押し売りにう
んざりしていた女性たちは、こちらが自由に願望や妄想を注いでもこぼれない
“容れ物”を求めていたのではないだろうか。

 高橋一生の魔性の正体とは、エイの裏側のように、私たちが見たいものをそ
こに見せてくれる“萌えの受け皿”であることなのかもしれない。






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おとめ座

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2017年2月8日(水)
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